PROJECT
主催:京都商工会議所 実施期間:2015年度〜
あたらしきもの京都
「あたらしきもの京都」は、京都の製造事業者が日本全国に向けて新たに発信するものづくりプロジェクトです。長い歴史と進取の精神に富む京都の伝統工芸や地場産業が持つ優れた素材と技術を、現代のデザインによってさらに洗練させました。これらは、日々の生活に潤いと輝きをもたらす暮らしの道具ばかりです。テーブルウエアやインテリア小物、ベビー用品、文具、ファッションアイテムなど、商品は多彩。どれをとって見ても、そこには見慣れた京都のイメージを超える新しい表情と普遍の価値が宿っています。
“伝統の解放”に“破壊的創造”。
そんな挑戦に満ちた「あたらしきもの京都」は、暮らしに喜びと感動をもたらし、日本の生活文化の進化に貢献します。
小売・通販・コミュニケーションのプロがアドバイザーとして事業に参加。売場の最新情報を元に、優秀なプロダクトデザイナー2名と京都のものづくり企業が力を合わせて新商品開発に挑戦し、「東京インターナショナル・ギフト・ショー」へ出展します。弊社は企画立案、プロジェクト全体のプロデュースと運営を行なっています。
▼2017年度実績
参画事業者:14社参画
ギフトショー期間の商談件数:993件
成約・成約見込:計約550万。※H30.3.7時点
開発商品例:かざ(大西常商店)
京言葉で良い香りがすることを「えぇかざどすなぁ」と言う。かざ=香りに着目したのは、京扇子の製造卸・小売を営む大西常商店だ。元々、香木の白檀を使った白檀扇が始まりなど、諸説あるが、扇子には香料をまとわせた商品が多い。扇ぐと涼風とともに良い香りがふわりと漂う。そもそも竹は吸水性と保水性に優れることから、薄く加工した扇骨を香液に一瞬浸すだけで、およそ1年は香りが持続する。
この扇骨の特性を生かし、同社の大西里枝はルームディフューザーの開発に取り組んだ。「扇骨の繊細さや美しさを生かしたい」という思いから、香りを拡散するためのリードスティックは扇骨と同じサイズ、形態を採用した。表面には唐草文様を彫り、10本をあえて扇形にまとめている。リードスティック、器、香料はそれぞれ3種類あり、組み合わせ方は自由。香料は「朝の御寺」「昼の京町家」「宵の祇園」と京都の街並みをイメージして調香されている。京都ファンへのギフトにも最適だ。
CREATIVE TEAM
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ADVISER
TOMOKO TANAKA
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ADVISER
KAZUYA SHIMOKAWA
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ADVISER
AKO SUGIE
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ADVISER
HIROYUKI KANAYA
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DESIGNER
KAZUSHIGE MIYAKE
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DESIGNER
SATOSHI UMENO
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DESIGNER
HARUNA MORITA
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DIRECTOR
KOTARO NISHIBORI